特別豪雪地帯である長野県信濃町。朝晩の寒暖差が大きく、信越五岳の山々と野尻湖が織り成す独特な地形により深い霧が生み出され、美味しい農作物が生産されています。
そんな信濃町で昭和後期に、より付加価値の高い農業への転換気運が高まりました。
観光と結びついた特産品開発ニーズ、昭和40年代に開始されたブルーベリー生果の価格低迷による加工品開発ニーズ、生活改善グループによる冬季間の保存食や特産品の開発ニーズ、また行政方針として水田作から畑作振興への転換や特産品開発による村おこし事業の展開などの動きが相まり、ブルーベリー栽培農家や生活改善グループ員らを中心に約100名で農事組合法人を設立しました。
以来30年以上、行政や補助金に全面依存せず、自分たちで「知恵とズクとお金」を出し合って当法人を運営しています。